志賀島で発見された日本最古の印鑑「漢倭奴国王」

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5000年前の古代メソポタミアが、一番古い印鑑の起源ではないかと推測されています。
約3500年ほど前には、中国で漢字の原型が生まれ、これとほぼ同時に印鑑も誕生したと考えられています。

史料によれば、それが明確に記されているのは約2300年前の秦の時代でした。
始皇帝が、それまで地方によって違う文字が使われていたものを統一。 官印制度を取り入れたことで、印鑑が広く使われるようになったのです。 そして、それは現在も形態を変えて残っています。

次に、日本の印鑑の歴史について紐解いてみましょう。
日本に現存している一番古い印鑑は、かの有名なの印は、かの有名な「漢倭奴国王」です。 教科書などでも取り上げられているので、誰もが知っている印鑑ではないでしょうか。
発見されたのは、たった数百年前、1784年の九州の志賀島でした。 中国の皇帝が西暦57年頃に日本へ贈った品だというのですから、千年以上の時を経て復活したことになります。 ただ、これは実用というよりも、儀式的・儀礼的な意味合いの強い印鑑だったことでしょう。

日本で実際に最初に印鑑が使われだしたのは大化改新のあとだと言われています。
遣隋使によって持ち帰られたのが中国の印鑑。 701年、この年には数多くの律令が制定され、その認証に使われたようです。

平安時代になると、貴族の間で私印が用いられるようになりました。
鎌倉時代から室町時代、室町時代から桃山時代へと、時代が変化するたびごとに、 武将が権力を示す道具として印鑑の活躍の需要が増していきました。

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