印鑑は結婚指輪の起源!?

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結婚指輪と印鑑。
一見、まったく結びつかないような両者ですが、その成り立ちの過程では、実は深い縁があるのです。結婚指輪の歴史を紐解くために、まずは印鑑の歴史からご紹介しましょう。

その起源は5000年前のメソポタミア。
当時の印鑑は現在とはかなり違った形態をしており、円筒形だったことは同じなのですが、 印面が円の部分ではなく側面に刻まれていました。
また、朱肉やインクも必要としていませんでした。 と言っても、もちろん現在のシャチハタ印のようなものではありませんよ。
古代では捺印する場所が紙ではなかったため、 印影を押すときにはその側面を粘土板などの上でコロコロと転がして絵柄を写していたのです。

富の象徴でもあった印鑑の携帯は、権力者だけに限られていました。
印材には宝石が使われることもあり、印鑑には紐が通され、首からさげていたというのですから、 階級証のようなものだったと推測されます。 そして、こういった印鑑を針金で指に巻いていたのが結婚指輪の始まりだと言われているんです。どうやら指輪も、装飾品としてだけでなく、権力や地位の象徴として身に着けられていたようです。

その後、古代メソポタミアで生まれた印鑑は、シルクロードを通じて世界に。 また、結婚指輪の慣習も広まっていきました。

印鑑は今も公文書や契約書の証明として、 特に印鑑文化の発達した東アジアでは欠かせないものとなっていますし、 指輪も結婚という大切な儀式のいわば誓約の役目に用いられています。
根本ではつながりのある印鑑と指輪は、現在でも大切な場面で活躍しているわけです。

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